[Book] FREE経済が日本を変える
- 2011年 8月1日
クリス・アンダーソンの「FREE」を、早稲田大学教授の野口智雄氏が、日本での事例を交えて解説、批評した本。原著の「FREE」を読む前にちょいと見つけて読んでみました。結論から言うと、著者の独善的な所が目立ち、かなり残念な感じ。
「FREE」の4つのポイントは、
- 直接的内部相互補助(携帯を0円で売って、通話料で儲ける)
- 三者間市場(フリーペーパーと広告)
- フリーミアム(Evernoteのように無料とプレミアム有料サービスがある)
- 非貨幣市場(Wikipediaのようなボランティア精神がモチベーション)
なのですが、著者がマーケティング専門のせいなのか、新しいビジネスモデルよりも、1.の直接的内部相互補助における人集め・興味集めといったマーケティング効果にフォーカスしすぎています。