宮里藍から学ぶこと

ゴルフという競技に自分がはまっているということもありますが、
それ以外にも僕がプロゴルファー宮里藍のプレーを注目し続ける理由があります。
彼女が目指していることは常に「メンタル面での向上」。
「メンタルで10はスコアが違う」と昨年末に言うようになってから、
トップ10をはずすことはほとんどないと記憶してます。
メンタルに影響されず安定した実力を発揮するには
大きく2つのアプローチがあると考えます。
1. メンタル状態の動きを小さくする
(慣れる、肝っ玉になる、要するに緊張やプレッシャーを感じなくなること)
2. メンタル状態が動いたときに、その状態下の自分をコントロールする
(緊張やプレッシャーを感じた状態を、自分で認識し、対処制御をする、
あるいは、その状態を逆に強い向上意識に転換する)
根源的には、1.の状態になれば不安定の要因がなくなることで
問題が解決しそうです(やはりご年配の方は慣れや度胸がつくとおっしゃいます)。
しかい、逆の揺れ(興奮・集中などの良い精神状態)の効果、性格、
目的との向き不向き(スポーツ向き、社長向きなど)、慣れの逆効果などを
考慮すると、1.が唯一つの正解というわけではなさそうです。
宮里藍は、発言から分かるように2.のアプローチを追求しています。
2.の状態を想像したり、自分の過去の経験と照らしてみると、
あらゆるメンタル状態での自分を制御することが如何に難しいかが分かります。
発表しているとき然り、仕事しているとき然り、ゴルフしているとき然り。
悪いメンタル状態になったときは、たいてい悪循環に陥り、その場でリカバー
しようとすることすら考えられないものだと思うのですが、いかがでしょうか。
宮里は、メンタルに関する経験、状況を、冷静に判断し、立ち向かうための
訓練を常にしているのだと思います。
その効果、結実を確実に結果として残せるのが「プロ」なのでしょうが、
自分の成長過程として意識することは、自分でもできるはず。
宮里藍のプレー、特にボールを打っていないときの表情をみることが
僕にとって大きなsituation learningの機会になってます。
とにもかくにも、初メジャー、おめでとうございます!

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