製造実習
ちょっと経ちましたが、製造実習@湖西から厚木に戻ってまいりました。
半田を確認したり、部品を数えたりするよりは、C言語のほうがイイナー。
会社問題になることは無いように、対外的情報と従業員インタビューから
得られるような客観的な情報に、自分の感想をいれてお伝えしようかと思います。
ちょっと長いので、時間のある方は以下をどうぞ。
まず湖西TECは、Webから分かるように、
放送機器などの主にプロフェッショナル用途の製品を造る工場です。
傾向として少量多品種生産になるので、セル生産が中心。
ほとんどが作業員(作る人、在庫管理、事務)だけど、
開発に近いところでは生産試作の設計、業務プロセス改善監督、という人もいる。
作業員のほとんどは、いまは請負になっているそうで、
早期退職の影響を受けてしまっているのだろう。
研修中は、基盤の製造にかかわるところに配属された。
主に半田付け、部品の供給と設置、機械操作、品質管理なのだけれども、
大体の作業に外部・内部認定の資格が必要なので(例えば半田付け1級とか)、
たった2週間の研修の身では、ほんとうに末端の仕事しかできない。
せいぜい、部品の出庫、前加工、半田のチェックなど。
だからもう、全く頭使わない。普段より余分な人員だから、暇。
正直なところ、こんな研修 (`皿´)ウガー で、お金の無駄だよー、と思ったりしたのでした。
これを踏まえて、交流した人のお話をちょっと紹介。
請負女性A「あんちゃんパチンコやる?ここは等価交換でいいもんでね」
あ、いきなり話をした人を誤りました。。。
請負男性B「だいたい半年で5割の人はやめちゃうんだよね。しかも仕事ができる人ほど。
トヨタとかと比べて、ここだと働く環境が悪い上に、給料が安いし。
部品の供給が滞ったり、改善案を出しても取り合ってくれないし。。。」
居酒屋店員と話す社員C「思ったよりきついから、と、多くの請負さんが辞めちゃうんだよね。
そんなことがないよう、請負会社にもきつく言っているんだけど。」
うーん、こういうところで相違が。
どっちに非があるというより、部分最適とサイロの壁が見え隠れしているのか。
素人目に見ても、感心するところより違和感を感じることのほうが
多い工場(ライン)だったかなと。
でもまあ、作るものによって違うところは全然違うそうです。
デジタルシネマのプロジェクタの調整現場は、鬼気迫る職人が仕事してました。
結局のところ、全体最適というか、一体感・方向性のない
なんかもったいない工場だったとは言えると思います。
良くも悪くも(悪いほうの印象が強いけど)ソニーの工場だなーと。
とりあえずは、開発の自分でもできることとして、
生産現場にかかわる検証・バグなどの問題を軽減することでしょうか。
うーん、やっぱり思い入れもなければ
まとまりのないエントリになってしまいました。
申し訳ないです。
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