デジタル放送開始とTVの関係

販売研修2度目の週末を終えました.
やはり立ちっぱなししゃべりっぱなしは肉体的にきついですね.
研修中の販売実績をそこそこ出したせいか,店長を含む店員さんとの付き合いもよくなりました.邪魔者か手助けになるかを見定めていたのでしょうね.そりゃそうだ.
さて,TV環境が昨今激変しています.地デジ開始,アナログ終了まで6年,BS/CSもデジタル化…など.配線・アンテナ・工事取り付け方法など,普通の人には何がなんだか分かりません.僕も研修までさっぱり知りませんでした.
でも量販店の店員として当然知っておかないといけない・・・簡単に整理してみました.
長くなるので見たい方はどうぞ.


地上波アナログ・・・
VHF(1-12ch)とUHF(13-62ch).意外とUHFのアンテナは付いていないことが多い.
2011年7月終了予定.
地上波デジタル・・・
UHFの20-30ch辺りの周波数を利用.UHFのアンテナがあれば原則地デジ専用アンテナを買わなくて良い.ただし方向の調整やブースターが必要になるケースがある.
現在のアナログ放送局(NHK,日テレ,フジなど)ごとに3ch分ある.無料.データ放送もあり.双方向番組(通販など)の上り回線にはTVに電話線かイーサネットをつける必要がある.
BSデジタル・・・
従来の衛星放送のデジタル版.100ch-999chが割り当てられ,超多チャンネル環境となる(アメリカみたいに1日中ニュースという番組ができる).ラジオもあり,音質はCD並みと言われている.
チューナーは必要.アンテナは,BSアナログアンテナで受信可能.
今のBSアナログのNHKとBSデジタルのNHKは同じ放送内容.
CS(スカパー+スカパー110°)・・・
いわゆるスカパー.両方ともデジタル放送だが,スカパーが東経124°,スカパー110°が東経110°あたりの衛星を利用する.後者のスカパー110°ではBSとアンテナの共有が可能.事実今売られているのはBS/CS110°共通アンテナばかり(注:BSアナログアンテナでCS110°を見るのはほぼ無理).
番組数はまだ前者が後者の4倍くらい多いが,差は縮まるだろう.料金は双方で同じ.
BSとCS何が違うのといわれると技術的な差はなく(事実日本以外の国ではBSとCSの区別はない),単に周波数の違いのみ.
もちろん,デジタル放送ならばハイビジョン(HD)放送が行われている.
また,すべてのデジタル放送(というよりコピーワンス放送)にはB-CASカードと呼ばれるカードが必要.普通デジタルチューナーつきTVに同梱されている.
工事に関して・・・
一軒家(特に大きい家)ならば,VHF/UHFアンテナ,BS/CS110アンテナを屋根につけることがお勧め.すべての電波は混合することが可能なので,屋根の部分だけ変えれば,部屋のテレビコンセントに必要に応じて分配器をつければいいだけなので配線がクリアになる.工事費はかかるが,ベランダ付けで部屋中に新たに配線するより結果的に安くなることも.
マンションならBS/CSは各戸にベランダ付けし,エアコンの穴からケーブルを入れ,テレビまで持っていくしかない.
マンションで地デジが見られない場合,共同アンテナもそのうち地デジ対応になるはずなのでちょっと待ってみればよいのでは.

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